スカウトの場では、いくつもの選択肢が並ぶ。
有力チーム。個人としてのプロ活動。国スポの強化要員。
そして、ジュンスポーツ北海道。
どれも間違いではない。
どれも、その選手にとって魅力的な道だ。
問題は、
「どこが一番強いか」ではない。
有力チームという選択
整った環境。明確な上下関係。勝利を最優先する設計。
有力チームには、結果に近づくための合理性がある。
その一方で、
選手は「与えられる側」になりやすい。
メニューは決まっている。
役割も、序列も、あらかじめ用意されている。
勝つためには、合理的だ。
だが、すべての選手にとって、それが最適とは限らない。
個人(プロ)という選択
誰にも縛られない。
成果も、失敗も、すべてが自分に返ってくる。
競技に集中できる反面、
すべてを自分で背負う厳しさもある。
環境づくり。資金。サポート。
競技以外の判断が、競技そのものに影響する。
国スポ強化要員という選択
「必要とされている」証でもあり、
「期間限定の役割」でもある立場。
その年の勝利に向けて、力を求められる。
だが、その経験が数年後の競技人生に
何を残すかは、誰も保証してくれない。
今の評価と、将来の設計は、
必ずしも一致しない。
ジュンスポーツ北海道という選択
ジュンスポーツ北海道は、
どれか一つの答えを否定しない。
ただし、はっきりしていることがある。
ここでは、
「体操だけをやる」のではなく、
「体操を続けられる人生」を一緒に考える。
選手は、競技者であると同時に、
指導者であり、社会人であり、組織の一員だ。
専任コーチはいない。
選手主導で考え、決め、修正する。
勝つための環境ではなく、
崩れても立て直せる力を育てる環境。
選ばれるのではなく、選ぶ
スカウトとは、本来、
「選ばれる場」ではない。
選手自身が、
自分の人生をどこに置くかを選ぶ場だ。
ジュンスポーツ北海道は、
その選択肢の一つとして、
正面から比較される場所でありたい。
勝利だけを約束しない。
だが、競技の先まで、一緒に考える。
選ばれる理由は、結果だけじゃない。
どこで体操を続けるか。
それは、どんな人生を選ぶか、という問いでもある。