全日本シニア団体メンバー 最終選考結果|JUNSPORTS RIZE -2025-
ジュンスポーツ代表として、全日本シニアに挑む男たちの戦いが終わった。
6月8日(日)、ジュンスポーツクラブ月寒にて開催された団体メンバー最終選考会「JUNSPORTS RIZE -2025-」。その結果、以下の6名+補欠2名が、2025年9月6日に東京・エスフォルタアリーナ八王子で開催される「第58回全日本シニア体操競技選手権大会」に出場するメンバーとして選出された。
“選ばれるのは、勝利をつなぐ者”
この選考基準のもと、得点だけでなく気迫、安定感、構成力、そしてチームへの貢献意識まで含めた総合評価で選出が行われた。
彼らは、社会人として働きながら競技を続ける「デュアルキャリアアスリート」だ。午前中に自身のトレーニングに打ち込み、午後には体操教室や保育園、障がい児支援施設などで運動指導にあたる。子どもたちへのレッスンや選手の育成にも携わり、現場での経験を次世代へと還元している。
その背中にあるのは、自己の栄光ではなく、地域スポーツの未来と後進への責任。
全日本シニアにおける目標は、男子団体での表彰台獲得(全国3位以内)。北の地から、社会と競技の両立を武器に、全力で勝負を挑む。

15 露峯 宙

25 新関 天音

29 尾藤 由夏

30 二階堂 日和(S)

31 成田 風杏(S)

32 大西 陽菜(S)
※(S)はサポートプレイヤー
▶二階堂 日和(現:札幌大谷高等学校/エルム体操クラブ)
▶成田 風杏(現:札幌大谷高等学校/エルム体操クラブ)※年齢規制により今回は不参加
▶大西 陽菜(武庫川女子大学出身)
女子チーム、初の団体選手権出場へ。次世代と共に歩む「地域連携型チーム」
ジュンスポーツ北海道の女子チームは、チーム初となる「全日本体操団体選手権」への出場を目指して準備を進めている。主力となる社会人選手に加え、高校生や大学生といった“次世代アスリート”がサポートプレイヤーとして加わることで、フレッシュかつ柔軟なチーム構成が実現した。
今回名を連ねる高校生は、札幌大谷高校所属でエルム体操クラブに在籍する二階堂日和と成田風杏の2名。また、武庫川女子大学出身の大西陽菜もチームに加わる。今回名を連ねる高校生は、札幌大谷高校所属でエルム体操クラブに在籍する二階堂日和。また、武庫川女子大学出身の大西陽菜もサポートプレイヤーとしてチームに加わる予定だ。なお、同じく札幌大谷高校所属の成田風杏は、年齢規制のため今大会は不参加となる。(2025.6.11訂正)
社会人選手と次世代選手が共に挑むその姿は、単なる競技強化にとどまらない。地域で支え合う“スポーツの力”を象徴するような新たな連携モデルとして、今後の競技・教育現場に多くの示唆を与える取り組みとなりそうだ。
社会に生き、競技に生きる。
その姿勢が、地域を動かし、次世代に希望を灯す。
ジュンスポーツ北海道の挑戦は、結果だけを追うものではない。
働きながら競技に打ち込み、世代を超えて手を取り合う。
その在り方こそが、これからの日本のスポーツの「新しい形」なのかもしれない。
東京・八王子での本番まで、あと3ヶ月。
北から、挑む。