体操日本一、そして世界への挑戦権を懸けた「第64回NHK杯体操」が、5月16日(金)から3日間にわたり東京体育館で開催された。
この大舞台に、ジュンスポーツ北海道から**前田航輝(個人総合)と長﨑柊人(種目別:あん馬)**の2名が出場。両選手は、午前は自身のトレーニング、午後は子どもたちの指導、夜には再び自らの技と向き合うという日々を送る「デュアルキャリア」アスリート。そんな彼らが全国の強豪たちと渡り合い、見事な成果を残した。
前田航輝|全日本29位から、15位へ──巻き返しのNHK杯
4月の全日本体操個人総合選手権では、予選29位という悔しい出遅れ。しかし、決勝では本来の演技を取り戻し、最終順位は20位へと浮上。そして今大会では、持ち点制度(全日本得点の50%)を経たうえで、堂々の個人総合15位。
目標に掲げていた「強化指定圏内」には一歩届かなかったが、安定した演技を見せ、次につながる内容となった。
長﨑柊人|“悔しさ”と向き合い、再び2位──あん馬で見せた心の強さ
4月の全日本体操選手権──あん馬決勝で一時はトップに立ちながらも、最終的に2位。悔しさを胸に、今大会へ臨んだ長﨑柊人。
しかし、NHK杯Day1では痛恨の落下。得点が伸びず、あん馬種目別23位と出遅れた。世界選手権代表の可能性が遠のく中、それでも彼は諦めなかった。
迎えたDay2。気持ちを切り替え、自らに課したのは「攻める」こと。Dスコア6.0という高難度の構成に挑み、プレッシャーの中で見事にやり切った。
その結果、種目別あん馬で再び2位にランクイン。目標としていた代表には届かなかったが、その演技は、チャレンジを貫いた者にだけ許される輝きを放っていた。
このような挑戦ができるのは、日頃から選手たちを支えてくださっている多くの皆さまのご理解とご協力があってこそ。
声をかけてくださる保護者や、子どもたちの笑顔もまた、彼らの力となっている。
私たちはこれからも、北海道という地から、挑戦を続けていく。
次なる挑戦|団体で、表彰台へ。
ジュンスポーツ北海道が次に照準を合わせるのは、
2025年9月6日開催「全日本シニア体操競技選手権」(エスフォルタアリーナ八王子)での団体出場である。
この大会に向けて、
5月25日と6月8日に団体メンバー選考会を実施予定。
目標は全国3位以内の表彰台。競技力はもちろん、社会性や協調性といった“人間力”も問われる団体戦において、
ジュンスポーツ北海道のデュアルキャリア選手たちは、個の限界を超えて「チーム」として挑む。
最後に|応援・サポートのお願い競技と仕事を両立しながら、全国・世界の舞台を目指す選手たちの挑戦は、
地域の皆さま、そして企業パートナーのご支援によって支えられています。
引き続き、選手たちへの温かい応援、そしてジュンスポーツ北海道の活動へのご支援をよろしくお願いいたします。
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